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ノーベル賞を受賞した中村修二先生の講演会に参加してきまいた!

2015-01-16

  中村先生は思った以上に気さくな方でした.一番主張していたのはノーベル賞受賞理由の報道に関してでした.報道では「青色発行ダイオードの量産化」でノーベル賞を取ったことになったいるのですが,本来は「人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」で量産技術じゃもらえません.

先生の受賞理由も「高輝度で省電力の白色光源を可能にした青色発光ダイオードの発明」です.簡単に言えば実用化ほど発行する青色発光ダイオードを作ることに貢献したことと,その過程を理論的に説明したことによります.


  • 中村修二
    中村修二先生
  • 青色発光ダイオード
    イベントパンフレット
  • 観客
    観客の方々

中村先生は裁判で有名ですが,その話は下記を参照してください.日経の方へのインタビュー記事です.

  • ・日亜化学工業社長 小川英治氏の主張
  • ・中村氏の主張

    •   ここでは講演会について進めます!

        第一印象はよく喋る方だな〜ってものでしたが,話は非常に的確かつユーモアもあり非常におもしろかったです.特に,アメリでの遠征や技術に対する想いはとても響きました.中村先生は青色発光ダイオードを研究開発するさいに,一度アメリカへ修行に行っています.

      そのときマスター(修士過程)しか持っていなかったため,研究者ではなくテクニシャン(お手伝いさん)として扱われ非常に悔しい想いをされてたそうです.ですから,帰国後ドクター(博士)を取るために必死で研究を行っています.


        ただ,ドクターを取るためには論文を書かなければなりません.そのために先生は青色発光ダイオードの論文を調査しています.

      当時,青色発光ダイオードを実現するための道筋は2つありました.1つをセレン化亜鉛,もう1つが窒化ガリウムを使うというものでした.

      研究量の比率はセレン化亜鉛:窒化ガリウム=9:1位の割合でセレン化亜鉛派が多く,窒化ガリウムをやっている人は非常に少なかったそうです.その理由は各物質の1平方センチ当たり結晶欠陥の違いです.当時は結晶欠陥が10の3乗以下でないとできないと言われていたのですが窒化ガリウムでは約10の9乗個となり,常識的にできないとされていたのです.


        では,なぜ中村先生は窒化ガリウムを選んだのでしょうか?そこが今回のポイントです.



      理由はドクターを取たかったからです.基本的には論文を出して審査を通ればドクターは取れます.しかし,みなが研究している研究テーマだとすでにやられていることが多く,研究そのものに独自性をだせません.だから,誰もやっていない窒化ガリウムを選んだそうです.動機はそんなもんなんですね!あとは,研究開発がんばったって話ですね.その辺については下記のサイトが読みやすかったです.


      ・なぜ、中村氏は不可能と言われた20世紀中の青色LED開発に成功できたのか?


        そして,最後はお金の話です.それで裁判をしていますからね.詳しくは上記の「日亜化学工業社長 小川英治氏の主張」を参照していただければと思いますが,中村先生の考えはこうです.「仕事というものの成果はお金でしかはかることはできない.」つまり,どれだけすごいことをやってもお金をもらえていないということは会社から全く評価されていないというこです.お金がほしいのではなく,評価してほしかったということです.さらに,自身でお金の管理をすることができれば,好きな研究に投資できるともおっしゃっていました.


        マスコミとかで一部多く騒がれていますが,研究者としてはやはり素晴らしい人です!私もがんばっていかなくては!

中村先生の著書紹介